以前病院に勤めていた時。
外来の検査で血糖値が300~400の人がいて。
再検しても変わらずだったので
こんなに血糖値高くても
昏睡とかにならないんだ
とびっくりしました。
血糖値が高いから、昏睡状態になると
その頃はまだ信じていたのです。
でも、昏睡状態になるのは
血糖値が高すぎるからではなく、
低血糖とケトアシドーシスのためです。
血糖値が高いのに、低血糖
変ですよね(笑)
低血糖ではなく、糖が足りない状態
ということです。
血液中にはたくさん糖が余っているけど
細胞が糖を利用できない状態で
エネルギーの材料に脂肪やたんぱく質が
使われている状態です。
これらを材料に使うとケトン体がたくさんでき、
ケトン体は強い酸性なので
血液が酸性に傾いてアシドーシスに
なり、昏睡に至ります。
血糖値が高いから、昏睡状態になる
のではなく、
糖が利用できないために、
昏睡状態になるが正解です。
なので、昏睡状態になっているのに
血糖値を下げる薬を使っても
状態は改善されません
どうしたらいいのか、は
講座内でお話ししています
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